二人が放った破壊光線がサニー達に迫り、絶体絶命のピンチに陥っていた。
もうダメか・・・と死を覚悟した時だった。
スパッ
突如破壊光線は何者かによって消えた。
サニー達の目の前に現れたのは紫色を基調とした二人の少女だった。
「何かよくわからないけどありがとうございます。」
サニーは礼を言う。
そんなサニーにポニーテールの方が口を開いた。
「なんか大変なことになってるとマイケル社長から聞いて駆けつけてきたの。そんな私はミルキィって言うの。」
更にツインテールの方も口を開く。
「私はローズよ。ミルキィの双子の妹なの。」
そんな彼女達にシャイニーとルミナスが反応した。
サニーは彼女達の関係を聞くといとこ同士であることが判明した。
そしてサニー達も名乗った。そんな中サニーはあることを聞いた。
「そういえばマイケルさんのこと社長って呼んでたけどマイケルさんの所で働いてるの?」
「私達はマイケルグループの社員でマイケル社長とは業務提携してるの。今回はマイケル社長が開発した薬を元に更に改良した薬を持って駆けつけに来たのよ。」
ミルキィとローズはそう言うと薬を出し、サニー達に投与した。
そして
「てってってってっ115系、てってってってっ115系」
ミルキィとローズはそう言いながらサニー達の頭と顎をリズミカルに両手で挟み、強化させた。
「大人しく殺されりゃいいものを!」
レッドとブルーはそう言うが、サニーは自信に満ち溢れていた。
そんな二人はサニー達に攻撃を仕掛けるが、サニー達はすぐに見切ると強烈なパンチをかました。
攻撃を受けた二人は勢いよく吹き飛ばされ、更にミルキィとローズが衝撃波で追い打ちをかけた。
二人はすぐさまエネルギー弾と衝撃波で攻撃を仕掛けるが、サニーは強烈な冷気を発射した。
冷気はまたたく間に二人を氷付けにする。そこに畳み掛けるようにミルキィとローズは衝撃波でトドメを刺した。
しかしそれでも二人は自ら氷を破壊すると巨大なエネルギー弾をサニー達にぶつけようとした。
それをルージュが火柱を発射して阻止した。更にフローラが雷で攻撃し、マイケルは手を剣に変えて斬りかかった。
マイケルの剣は二人を斬りつけ、二人は血を流しながら倒れるとサニーは巨大なエネルギー弾でトドメを刺した。
「今度こそ終わったのね。」
ルージュは喜びながら言う。
「でもまだ分からないわ。」
サニーは警戒を続けた。
すると案の定倒れた二人は再び起き上がってきたのだ。
「まさか本気出す時が来るとはな。」
二人はそう言うと全身が筋肉質になり、全身が一回り大きくなった。
「さっきまでの借りはきっちり返してやらあ!!」
そう言うと二人はサニー達を一斉に殴り飛ばした。サニー達は空高く飛ばされるとそのまま地面に叩きつけられた。
「なんだ?もう終わりか?」
二人は気だるそうに言う。
「じゃもう一発お見舞いして始末しとくか。」
再び殴り飛ばそうとした時だった。
「こんなところで終われない!」
サニー達はそう言いながら二人の攻撃を阻止しようとした。
しかし圧倒的な力に為すすべもなく追い込まれてしまう。
「てめえらまとめて踏み潰してやる!!」
二人は片足を上げると勢いよく振り下ろした。
サニー達は寸前に離れたため攻撃は免れたが、振り下ろした足元にはクレーターが出来ていた。
「なら今度はこっちの番よ!!」
そう言うとサニーは冷気で攻撃するが、二人には全く効いていなかった。
その後ルージュ・フローラ・マイケルが炎・雷・剣で攻撃するもダメージはほとんどなかった。
「そんな攻撃痛くも痒くもないわ!」
二人は自信有りげに言うが、ミルキィとローズが背後から不意打ち攻撃を仕掛けた。
不意打ちでの攻撃に驚きを見せたものの何かを企む素振りを見せた。
そして二人はシャイニーとルミナスに向けて破壊光線を放った。
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
サニーはシャイニーとルミナスの前に立ち、エネルギー弾で攻撃を防ぐが、破壊光線の威力に押されてしまう。
そこでサニーは瞬時にエネルギー弾から冷気に変えて破壊光線を凍らせようとした。しかしそれでも威力は衰えなかった。
そして
ドオオオオオオオオオオン
「あああああああああっ!!!」
攻撃を正面から受けたサニーはその場に倒れてしまった。
続く